みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
いつものことながら、年末年始は、何かとバタバタしていてお知らせが遅れましたが、昨年12月に、「がんと向き合うためのFIRSTGUIDE」が出来上がりました。
これは、約800名のがん経験者の方の声をもとに作成した、がんと初めて向き合うことになった患者さんのためのガイドブックです。
昨年夏頃、メットライフ生命さんと、別の案件で打ち合わせをしている際、「アメリカには、『FIRSTGUIDE』っていうのがあって、がんの告知を受けた患者さんに、病気のこと、治療のこと、お金のこと、制度のこと、メンタル面のことなど、とにかく、考えなくてはいけないモロモロの情報が詰まったものが送られてくるんですよ!日本でも、作って欲しいと思っているんですけどね~。メットライフさんで作って下さいません?」と、何気なくご提案したところ、「それは素晴らしい!じゃあ、作りましょう!!」ということになったのです。
ホント、ダメ元でも何でも言ってみるもんです。(笑)
実はこれまで、いくつかの保険会社さんでお話したことがあるのですが、軽くスルーされました。(笑笑)
それから何度もコンセプトを練り直し、各部署のご担当者とやりとりをして、ようやく出来上がったのがこれです。↓
デザインもとても素敵。
ページをめくると、僭越ながら、黒田のメッセージが・・・
内容も、がんの疑いがあるところから時系列に網羅され、シンプルでわかりやすく、記入などもできるようになっています。
この冊子は、メットライフ生命の既契約者さまが、がんに罹患された場合などに代理店経由等で配布されるほか、HPからでもダウンロード可能です。→こちら
また、冊子で書ききれなかった内容や最新の情報が、ウェブサイトでも展開されています。
冊子の監修は、国立がん研究センター中央病院の大江先生にお願いしたほか、私が所属する認定NPO法人キャンサーネットジャパンや昨年6月に乳がんサバイバーのためのイベント「FUN!Breast Cancer Festival」のトークセッションでご一緒した、がん研有明病院のMSW・田近忍さんにもご協力していただくなど、各方面の専門家がチェックを行い、エビデンス(科学的根拠)に基づいた情報になっています。
昨年11月に、DeNAの運営する健康・美容情報サイトの問題が取沙汰されましたが、さまざまな情報が氾濫している中、がん告知を受けたばかりで、どの情報を信じて良いのか分からないという人もいらっしゃるでしょう。
まずは、このガイドブックに目を通して、何を、どうするべきか、考える上での指針としていただき、自分やご家族にとってベストな治療法を選択するのにお役立ていただければ幸いです。
すでに、全国のがん診療連携拠点病院などには、CNJさんのご協力で送付されており、なぜか、さっそく私のところに、「とても良いものなので、もっと分けてもらえませんか?」という病院の相談室からご連絡がありました。(笑)
メットライフさんへ直接ご相談されるのが早道ですが、この手のご相談もウエルカムです。お気軽にお寄せください。
<ご参考>
メットサイフ生命のニュースリリース「メットライフ生命とMSD、がん患者向け支援で戦略的パートナーシップに合意」