2017年9月16日
みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
先日、がん研有明病院にて定期検診に行ってきました。
マンモグラフィ検査や超音波、乳腺科外来の診察などいつも通りに検査を受けたのですが、形成外科にて、「ブレスト・インプラント(ゲル充填人工乳房)による乳房手術を受けた(受ける)方へ」と書かれた次のようなお知らせのプリントを渡されました。
要約すると、米国のFDAが、乳房再建等をインプラントで行った患者に、極めてまれながんの一種、未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)にかかるリスクが増すとの見方を示しているとのことです。
他のニュースを確認すると、これまでに9人の死亡例が報告されているそう。
日本およびアジアでは、そのような症例はまだ出ていないようですが、医師からは、「再建した方の胸が腫れてきたら、すぐに病院に来て」と言われました。
「万が一発症してしまった場合でも、切除すれば大丈夫」とも言われましたが、そうなると、インプラントはどうなるの?費用面は?と色々とギモンは残ります。
いずれにせよ、インプラントで乳房再建した乳がん患者は、乳がんの再発転移以外に、インプラントによるトラブルの可能性を一生抱えていくことになるのでしょう・・・
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会の情報は↓
ブレスト・インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫について
・会員の皆様へ
・ブレスト・インプラントによる乳房手術を受けた(受ける)方へ