2017年10月16日
みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
ここ数年、がん患者へのウイッグや胸部補整具への助成金支給制度を導入する自治体が増えています。
とりわけ、秋田、岩手、山形など、東北地方では手厚くなっていますが、関東では、栃木県栃木市、大田原市、神奈川県横浜市、大和市などのみでした。
それが、今年の5月から東京都港区でもスタートしていることをご存じでしょうか?
先日、ウイッグメーカーのスヴェンソンさんと港区みなと保健所に取材に行ってきましたが、制度が始まって約50件の申請があったそうです。
助成金額は「3万円または購入経費の7割のいずれか低い額」。
助成対象者1人につき1回となりますが、ウイッグ以外に、ノンワイヤーやソフトブラなどの補正下着、補正用シリコンパッドなどの胸部補正具も対象になります。
他の自治体はウイッグのみを対象としているところがほとんどで、胸部補正具も対象となるのは、秋田県や鳥取県、佐賀県三養基郡みやき町など少数派。
さらに、適用となるには、「市税等に滞納がない方」を条件としている自治体が多いのに対して、港区では滞納の有無を問いません。
とにかく、「ウイッグや胸部補正具などを活用して、がん患者さんも頑張って働いて欲しいと!」いう想いが込められています。
港区にお住まいの方で対象になりそうな方は是非ご確認ください!
もちろん、対象者は女性に限定せず、男性もウエルカムとのこと。これが今後、東京都の他の区に広まっていけば良いですね。