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子どもの教育費の費用対効果を検証してみた~成績1点↑にかかった費用は約1万円!~

みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。

2月ももうそろそろ終わり。

巷には、もうそろそろ受験から解放されたお子さんたちが街に増えてきたような気がします。

さて、ウチの娘(中二)が通う公立中学校の学年末テストの結果が今週末かえってきました。

結果としては、これまでの最高の点数と順位。

というか、ちょうど1年ほど前。中一の1月から塾に通い始めて以来、成績は、コツコツと上昇し続けています。

塾通いは、娘のたっての希望で、「まだ早い」と断固として反対した夫をなんとか説得して、通うことになりました。

私自身も塾に一切通ったことがなくても大学までストレートで進学できましたし、まずは、学校の勉強をしっかりやることが重要だと考えています。

それに、部活動だけでも忙しいのに、これ以上、夜遅くまでムリをさせるのはどうかとも思っていました。

それでも、体験講座受講後に面談した塾の先生から、

「絶対、●●さん(ウチの娘)は伸びます!いいえ、こんなこと誰にでも言ってるわけじゃありません!これまで2人にしか言ってません!」

などと言われ(笑)、まあ、本人が頑張りたいのなら、と通い始めた次第です。

塾に通っていても成績が上がらないという声もよく聞きますから、成績が伸びているのは、本人の努力だけでなく、塾の雰囲気やスタンスやカリキュラム等が合っているのでしょう。

塾に通う前と後のテストの答案を見ても、点数だけでなく、ずいぶんしっかりとした内容になってきたなと感じます。

というのは、本来テストというのは、受験者の理解度をはかるためのものですが、設問には、最低限正解すべき基本的もの、サービス的なもの、チャレンジ的なものなどなどさまざま。

それぞれ、出題者の意図をくみ取って、まずは、おさえるべき基本的な問題を正解するだけでも60点は取れるはずなのです。

しっかりした内容というのは、まぐれで正解したのではなく、その辺りの設問の構成等を踏まえたバランスの良い答案になってきたということ。

私も試験問題を作成する立場になることもありますから、その辺りはよく分かります。

いずれにせよ、本人も、「塾に通っていて本当に良かった」と言っているので、少なくとも現時点では、塾に通った効果があったということになります。

ただ、FPとしてはそれだけで終わるわけにはいきません!

ふと思い立ち、成績の伸び(点数や順位を出すと、さすがに娘に怒られるので・・・)、とそれにかかった費用から、成績を「1点」あげるのにどれくらいのお金がかかったか計算してみました。

・塾の費用:約50万円(約1年)

・成績の伸び(塾に行く前と後の点差):47点

・1点当たりの金額:50万円÷47点=10,638円→約1万円!

成績はそんなにすぐにカンタンに上がるものではないですし、上がったり、下がったりを繰り返します。成績が上位になればなるほど、単純に1万円をかければ1点あがるというものではないでしょう。

ただ、最近の子どもにかける教育費はうなぎのぼり&天井知らず。

効果が出なければ、ちょっと、冷静になって、これまでかけたコストとアウトカムを検証してみてはいかがでしょうか?