みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
先日、がん検診についての原稿を書いているときに、国が定める法定検診の内容を確認したところ、胃がん検診が変更されていることに遅ればせながら気づきました。
(いやいや、同じ時期に、乳がん検診も「視触診は推奨しない」に変更されていることはわかっていたので、ちゃんと理解していなかっただけか…(苦笑))
検診の改正についてはこちら
厚生労働省は、市区町村が実施する「胃がん検診の指針」を改定。2016年4月から胃部X線検査だけでなく、胃内視鏡検査(胃カメラ)も選択できるようになりました。
胃部X線検査は40歳以上で年1回の受診となっていますが、内視鏡検査は50歳以上で2年に1回の受診となります。
それで、実際に、管轄する自治体から胃がん検診の受診券を取り寄せると、「胃部X線検査」と「胃部内視鏡検査」のそれぞれの説明書が同封されてきました(二つ入ってたのは、50歳になったから!?)
費用は、前者が1000円で、後者が1500円です。
さて、問題は、どちらを受けるべきか?
バリウムを飲んでグルグルされるのもなー。若干とはいえ、レントゲン撮影となると医療被ばくもあるし。といっても、胃カメラも辛いというし。
でも、胃カメラだと、食道もチェックできるし。アルコールの摂取量が多いと食道がんリスクもあるしなあ。仮に、異常が発見された場合は胃内視鏡検査で再検査することになるんだから、最初から胃カメラの方が二度手間にならないからいっか。
しかも、調べてみると、ワタクシが人間ドックを受けている提携病院には、負担が軽い鼻から入れる経鼻内視鏡検査をやっている模様。
ということで、予約の電話を入れたところ、「もう内視鏡検査は予約でいっぱいです」と無常の一言。
しょうがない。今年はまたバリウム飲んどくか―。
検診の内容も医療技術の進歩に合わせて、変わっていきます。
より精度が高く、患者負担の軽いものができるのはありがたいことですね。