2021年1月12日
みなさん、こんにちは。FP黒田尚子です。
本日は、昨年末に実施されたピアリングさんのアンケート結果をご紹介します。
4月の調査に続いて2回目の今回は、がん治療への影響以外に、抑うつの状態、就労・収入など社会経済的な問題への影響などについても調査しています。
やはり、FPといて仕事やお金について気になるところです。
・コロナ前から就労状況に変化があった人の割合は31.3%(260人)
・コロナ前と比べて世帯収入が減った人の割合は39.6%(430人)
(5)コロナ前と比べて、仕事の量が減るなど、就労状況に何等かの影響を受けている人が31%(260人)「コロナ前と比べて世帯年収が減った」が39%(430人)。うち5割以上収入減との答えも6%(67人)
この調査の対象者は、女性特有のがん経験者(乳がん80.3% 子宮頚・体がん9.8% 卵巣がん8.3% その他婦人科系希少がん等1.7%)ですから、おそらく、男性も含めた調査に比べて、影響が大きい人が多いのではないかと推測されます。
とりわけ、若いAYA世代の方や単身世帯の方の精神面での落ち込みも目立つ結果となっていますので、このコロナ禍でいかに支援していくかが重要でしょう。
経済的な問題が心配な患者さんは、まず主治医やかかりつけ病院の相談センターでMSWさんなどに相談を。
また、私も所属する日本FP協会では、相談会を拡充して実施しています。
緊急事態宣言かで対面は中止していますが、電話での対応も可です。