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マイナンバーカードが健康保険証に利用される仕組みが運用延期に

みなさん、こんにFP黒田です。

先日、ニュースで、3月から運用予定となっていたマイナンバーカードを保険証として使う仕組みが延期になった旨が報道されていました。

「え?今になって??」と驚きましたが、どうやら、先に試験運用されていた病院等で、マイナンバーカードを読み取り機にかざし、患者さんが加入する公的医療保険の資格を確認しようとすると、実際の資格と異なっていたり、「資格情報が登録されていない」と表示されたりするトラブルがあったとのことです。

ニュースでは、企業の健康保険組合などが管理する元々の加入者データが不正確だったことが原因と言っていましたが、カードリーダーそのものが作動しなかった病院もあったと聞くと、システム本体にも不備がなかったのか検証は必要でしょう。

元SEとして、検証せねばならないバグを洗い出す作業だけでも想像するとアタマが痛くなりそう。システム設計に従事されているみなさんのご苦労はお察しいたします…

今回の健康保険証としても利用できるようになるのは、伸び悩むマイナンバーカード普及に向けてのテコ入れ策の一つですが、実際に利用できるようになっても、どれほど一般消費者の方が「便利になった!これは使いたい!」とメリットを感じられるか疑問も残ります。

詳しくは↓

カリスマ直伝…マイナンバーカードを「おトクに使う6つの方法」&「危ない3つの落とし穴」

新システムの開始時に不具合が起きるのはやむを得ないことですが、ちゃんと使えるものに改良されていくことを祈るばかりです。