みなさん、こんにちは。FP黒田です。
本日は、マニュライフ生命さんのFPセミナー「人生100年時代における保険の役割」に参加して参りました。
対面での実施は、コロナ禍もあり約3年ぶりの開催です。
セミナーでは、役員等の方々から同社の概要や商品戦略、主力良品でもある「こだわり個人年金(外貨建)」「こだわり変額保険」「未来を愉しむ終身保険(積立通貨選択型変額終身保険)」などについてお話がありました。
これらの商品は、銀行窓販などを中心に保険による資産形成ができるということで、海外の金利上昇等を追い風に根強い人気がありますが、顧客へのきちんとした説明や適合性の原則の順守などが問題になります。
また、特別勘定で運用する変額保険は、よくNISAやiDeCoとの比較でも俎上にあがりますよね。
もちろん、生命保険ですから、死亡保障等が受けられる一方で、その分のコストがかかる点は留意すべきです。
NISAやiDeCoの一定額まで非課税という恩恵と、生命保険を活用した場合、保険料支払時の生命保険料控除や保険金受取時の一時所得の特別控除(50万円)などの比較検討も必須です。
また、変額保険の機能にスイッチング(ひとつの商品の中で資産を解約して新しい資産にしたり、構成割合を変えること) があり、ライフステージに応じて特別勘定の見直しができるのも特徴の一つ。ただ、同社によると実際に、スイッチングを利用されているお客さまは少ないということです。
実は、私もFPという仕事柄、試しにということで変額保険に加入しています。ネット上で簡単にスイッチングしてアセットアロケーションが変更できるので、その便利さを痛感しております。
変額保険については、昨年2022年10月2日から、ソニー生命さんが「変額個人年金保険(無告知型)22(無配当)」と「一時払変額個人年金保険(無告知型)22(無配当)」を。2023年5月8日から、SOMPOひまわり生命保険さんが、「健康をサポートする変額保険 将来のお守り」を発売するなど、ラインナップが増えてきた分野です。
各社、コンセプト等はさまざま。それぞれの会社さんの方向性が伺えますよ!