みなさん、こんにちは。FP黒田です。
8月に入り、猛暑にも一層みがきがかかっているようですね。
さて、6月から始まった講師を務める大学の授業も無事終了。
成績入力も悩みに悩んでようやく済ませることができました。
学生のみなさん!!!
色々とご意見もあるかと存じますが、履修者126名分の出席履歴(何時に入室したか)、毎回の確認テストの点数や受験状況、小テストの点数、課題レポートの内容など、つぶさに確認して、熟慮の上、採点させていただきました。
ご理解・ご容赦くださりませ。
さて、授業中、何回かアンケートのようなものをいたしました。
その結果が興味深かったので、ご紹介します。
これは、投資に関するアンケートで、投資についてのイメージを選択肢から3つ選んでもらった結果です。
履修枠が2つあるので、二つに分かれていますが結果はほぼ同じです。
最も多かったのが「将来のために、投資は必要」という方。
次いで「投資をしてみたいが、損をするのが怖い」、「投資をするにあたって、知識は必要だと思う」が続きます。
学生さんに限らず、一般の社会人の投資ビギナーのお考えもだいたい同じようなものでしょう。
翻って、実際の株式市場はといえば、日経平均株価は8月2日、2200円を超えて値下がりし、7000円台を一気に割り込む形となりました(大引けの日経平均は前日比2216.63円安の35909.70円)
なんと、下落幅は1987年10月20日のブラックマンデー翌日以来、史上2番目となったほか、TOPIXは史上16番目の下落率となったそうです。
ここ最近、NISAなどで投資をはじめた方も、急激な円高で、含み益が吹き飛んだり、評価額がマイナスになって、ちょっとドキドキしている方もいらっしゃるのでは?
しかし、ここは冷静になるところです。
一般的に、資産運用や積立をやめてしまうタイミングは次の3つ。
1つ目は、投資を始めたばかりのころ
2つ目は、株価が下落して、利益が急に減ってしまったとき
3つ目は、急激に下落した後、下落前の水準まで戻ったとき
資産がマイナスになってしまったのなら、なぜ、そうなったのか、その理由をよく考えてみてください。
今日の大幅下げの背景には、アメリカの景気が悪くなることへの警戒感と円高進行という不安材料の重なり等々。新聞やニュースでわかりやすく解説されているはずです。
最近の株高傾向を考えると、こんなときこそ、優良な株が割安になって「おトクな買い物」ができるのチャンスなのかもしれませんよ。
個人的には、娘の夏の海外留学の渡航費や学費を払い込んだ翌日くらいに、急激に円高になったので、ガッカリなんですけどね(笑)