みなさん、こんにちは。FP黒田です。
がん患者さんの相談を受けていると、よく質問されるのが「がんになっても入れる保険ありますか?」
患者にとって、最も怖いのは「再発・転移」です。
そして、一度お金がかかることを身に染みているだけに、がんが再発・転移したときに保険で備えたいというお気持ちはよく理解できます。
そこで、がん患者さんが医療費の補てんとして利用できる保険として、①無選択型医療保険、②引受基準緩和型医療保険、③がん経験者向けがん保険の3つがあります。
このうち、①は商品数が少なく、保険料も割高。②は商品数も多く、特約なども豊富ですが、ベースが医療保険なので、すでに医療保険に加入している場合、保障内容が重複する可能性が高いかも。保険料もあれこれ付加したり契約年齢によって、結構な金額となります。
そして、③は、がん保険だけにがん治療に特化した保障が期待できる一方、①と同じく商品数が少ないのがネックです。
これまで③の分野を取り扱っていたのは5社のみ。それが、ここに新しく新商品が登場しました!
10月28日に発売された、アフラック少額短期保険さんの「アフラック少短のがん経験者をささえるがん保険」(「アフラック少短のがん経験者をささえる医療保険」も同時発売)です。
同社は、小児がんの患者さんへの支援に注力しているアフラック生命保険さんの100%子会社だけに、満20歳以上であれば治療から経過後3年で加入できるのは、がん患者さんにとって朗報でしょう。
詳細はこちら
これまでの商品の概要は以下の通りです。
なお、上記一覧の商品以外に、エポスカード会員限定「エポラクがんサポート」もあります。
こちらは、がん(上皮内新生物含む)、悪性腫瘍(肉腫・白血病・悪性リンパ 腫などを含む)にかかっても2年を経過したら加入可能となっています。
患者さんにとっては、加入できる選択肢の幅が広がることは嬉しい限りでしょう。
でも、「保険ありき」で考えるのは禁物です。
保険料負担で治療が続けられなくなったり、生活が苦しくなったりするのでは本末転倒です。
是非とも、加入前にがん治療に詳しいFPに相談することをお勧めします。