アフラックさんの新商品説明会に参加してきました!

アフラックさんの新商品説明会に参加してきました!

みなさん、こんにちは。FP黒田です。

昨日は、3月17日に発売されたアフラックさんの新商品<あなたによりそうがん保険 ミライト>の説明会に行ってきました。

商品の細かなスペックなど詳細はこちら

色々と商品に関する感想もありますが、長くなりそうなので、今回の説明会でのお話で特に印象的だった点を3つ。

1つ目は、子ども向けプラン「ミライトキッズ」の新設です。

月額310円の保険料で成人向けとそん色ないがんへの保障が得られます。

ただし、こちらは、両親や祖父母などの保障に特約として付帯する形で加入。

とはいえ、本体部分が解約等で保障が無くなった後も継続できますし、小児がんなどを発症した場合、払込免除特約があるので、極端な話、その後の一生涯のがん保障が保険料負担なく確保できるのです!!

多くの小児がんのお子さんを持つ親は、「まさか、わが子ががんになるなんて…」と自分が罹患した以上に驚き、嘆き、悲しみます。

そんな小さな子にがん保障が必要なのかと感じられるかもしれませんが、子どもというよりも病気の子どもを抱えた親の収入減少等を補てんするイメージです。

2つ目は、今回のミライトになったことで、同社のがん経験者向けがん保険も「がんを経験された あなたによりそうがん保険 ミライト」に切り替わります。

さらに、子会社であるアフラック少額短期保険さんでは、がん患者さん向けに引受範囲を拡大した<アフラック少短のがん経験者をささえるがん保険><アフラック少短のがん経験者をささえる医療保険>が販売されています。

これらの商品について、同社の一部販売代理店において3月17日から取り扱いを開始することになったとのこと。

それぞれの受け皿を準備し、ひとりでも取りこぼすことなく「がんに苦しむ人々を経済的な苦難から救いたい」というアフラックさんの想いが伝わってくるようでした。

そして3つ目は、がん患者さん体験です。

今回の新商品発売記念として、3月13日(木)~14日(金)、DRAWING HOUSE OF HIBIYA(東京ミッドタウン日比谷6F)にて、「味の変わるレストラン」を開催されたそうです。

詳しくはこちら

そちらで提供されたがん患者さんの味覚変化を再現した特別メニューを試食させていただきました。

実際に試食してみて、驚きました!

生ハムは「甘い」トマトソースのパスタは「苦い」ハンバーグは「薄味で何を食べているのかわからない」…

こんなにおいしくないのでは、さぞ、食欲もわかないだろうと、抗がん剤治療を行う患者さんのQOLの低下の程度をしみじみ感じました。

最近、このような体験型の勉強会や説明会が多く、体験してみることで、よりリアルに患者さんや経験された方のお気持ちに寄り添えるような気がします。

2024年度最後の聖路加国際病院「就労リング」を実施しました!

みなさん、こんにちは。FP黒田です。

3月12日、19日の2回にわたり、オンラインにてFPによる就労リングを実施いたしました。

少人数だけに、具体的なご質問も多く飛び交い、今回も多くの気付きと学びがありました。

新年度も引き続き開催予定で、次回は5月14日(水)、28日(水)のいずれも18時半スタートとなります。

 

【結果公表】患者家計サポート協会による「がん患者の経済的負担の実態調査」の結果が出ました

みなさん、こんにちは。FP黒田です。

先日、HPで調査をお願いしました患者家計サポート協会が実施した「がん患者の経済的負担の実態調査」の結果が公表されました。

詳しくは↓

【高額療養費の現実|独自調査結果発表】働くがん患者の6割が収入減でも医療費支払いは変わらず、治療継続が困難に – 一般社団法人 患者家計サポート協会

結果からがん患者さんのリアルな実態が伺えますが、サマリーにあるように、

収入が減ったにも関わらず、高額療養費の所得区分が変わらず、高額な医療費を負担せざるをえないこと。

自己負担限度額に達していない人が3割以上もいることは、なるほどと感じました。

実際、相談でも、「いつになったら所得区分が変わるんですか?」「収入が高くて限度額が超えず適用にならない」といった声を多く聞くからです。

所得の判定は、「前年」の所得をもとに行われるのが一般的です。

ただ、もう少し詳しく説明すると、基準日が毎年8月1日ですから、治療を受けたのが、1月~7月の場合は「前々年」、8月~12月の場合は「前年」の所得になる。

つまり、治療を受けた月によって所得区分が変わるのです。

がんになった前々年なら、多くの人は元気にバリバリ働いて、収入もあったはずですよね。

国民健康保険であれば、非自発的失業のため保険税(料)の軽減を受けた世帯について、申請することで高額療養費の所得区分の判定変更がされる場合もありますが、協会けんぽでは、休職中で給与がもらえず激減したとしても自動的に所得区分が変わるわけではありません。

高額療養費の改正は一時凍結されはしたものの、今後も、がん患者さんのマストアイテムだけに注力していきたいと思います。

 

みずほ銀行さんのiDeCo・資産形成セミナーに参加してきました!

みなさん、こんにちは。FP黒田です。

3月5日、みずほ丸の内タワーで開催されたセミナーに参加してきました。

2025年12月の税制改正大綱では、iDeCo(個人型確定拠出年金)や企業型確定拠出年金(企業型DC)に関する見直しが大きく盛り込まれました。

改正のおもなポイントを整理すると以下の通り。

<①拠出限度額の引き上げ>

●企業型DCとiDeCoを併用する会社員・公務員
・拠出限度額が月額5.5万円→6.2万円に引き上げ
・企業年金のない会社員の場合、iDeCoの掛金上限が月額2.3万円→6.2万円に大幅増
●自営業者(第1号被保険者)
・iDeCoの掛金上限が月額6.8万円→7.5万円に引き上げ

<②iDeCoの加入可能年齢の延長>

・iDeCoの加入可能年齢が「65歳未満」→「70歳未満」に拡大(企業型DCの加入年齢は70歳未満のまま、据え置き)

<③マッチング拠出の見直し>

・企業型DCでは、現行では、加入者の掛金が事業主掛金を超えないという制限あったが、この要件を廃止(つまり、加入者が事業主掛金額を上回る掛金を拠出できるようになる)

<④退職所得控除の調整規定見直し「5年→10年」>

・現行では、退職金より先にiDeCoや企業型DCを老齢一時金として受け取る場合、5年経過して退職金を受け取ると退職所得控除を重複して計算できる

・それが、10年未満に退職一時金や他の企業年金の一時金を受け取る場合、退職所得控除の計算における勤続期間の重複が除外される仕組みが導入

セミナーでは、上記の改正の内容だけでなく、企業型DCやiDeCoの業界全体データ、みずほ銀行さんのデータ、証券会社や銀行、保険会社が提供している各社のiDeCoの特徴、みずほ銀行さんが注力している企業型DC、iDeCoのサービスについての説明がありました。

とくに、FPとしては、業界全体の加入者の契約状況(年代、平均投資額、残高、商品分類等)は興味深かったです。

また、iDeCoの各社比較について、SBI証券、楽天証券が加入者数等の上位に挙がっているのは予想通りとはいえ、みずほ銀行さんでも、この2証券の次いで注力しておられるとのこと。

失礼ながら、意外でしたが、業界の動向や背景についてお話を伺うと、なるほどとうなづける内容が多かったです。

改正に関しては、上記①~④が見直されたことで、プラス月額7,000円とはいえ、企業型DCやiDeCoによる資産形成の額が確実に増えるわけですから、今後、ご相談は増えるでしょう。

また⑤に関しては、個々の状況によって、どのように受け取るべきかはさまざま。受取時の税制優遇を最大化するためのプランニングが一層重要になるはずです。

ただし、税理士資格を有しないFPは、税務を絡めた個別具体的な相談ができず、あくまでも一般的な事例の説明だけにとどまらざるを得ません。

最近、積み立てた資産をどう取り崩すかの議論も出てきましたが、公的年金や企業年金、iDeCo等も含めて、どのようにすべきか、しっかり考えなくてはならない時期になりつつあります。

【御礼】患者家計サポート協会による「がん患者の経済的負担の実態調査」終了

みなさん、こんにちは。FP黒田です。

先日お願いしておりました、患者家計サポート協会の実態調査が2月28日で終了いたしました。

医療機関や患者団体さまにもご協力をいただき、362件もの回答をいただきました。

限られた期間の中、しかも結構面倒なご質問が多い中、みなさま、ご協力ありがとうございます。

今後分析を進め、協会のHP等でもご案内してまいります!