みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
先日、東京ガーデンテラス紀尾井町にあるメットライフ生命さんのオフィスに勉強会に行ってきました。
内容はおもに、同社の医療保険フレキシィSおよびフレキシィゴールドSに付帯できる「健康祝金特則」のメリット、外貨建一時払・平準払商品の強みと契約動向についてです。
最近の商品改定なども併せて、色々と興味深いお話をお伺いできたのですが、とくに、私が気になった点を2つばかりご紹介したいと思います。
その1:「健康祝金特則」を受け取れる方は非常に多い!
その2:30~40代の「外貨建ての一時払い終身保険」の加入者が多い!
まず、前者について。
同社のHPによると健康祝金特則は以下のように説明されています。
健康なら5年ごとに5万円のお祝い金!
5年ごとに継続10日以上の入院がなければ、最長90歳まで何度でも5万円のお祝い金が受け取れます。
お食事やご旅行、健康増進などにお役立てください。
(入院日額5,000円の場合)
*出所:メットライフ生命
今回の説明会でお聞きしたところによると、健康祝金(5年型)の支払率は90%以上。
病気リスクが高まる60代以降のお客さまも、多くの方(60代の場合8割以上)が受け取っておられるそうです。
さらに、健康祝金だけではなく、約6人に1人は入院給付金や手術給付金などもダブル受給。
条件が、継続10日以上の入院がない場合なので、おそらく入院しても1週間程度で退院するのであれば、5年に一度の健康祝金が受け取れるというしくみなのでしょう。
同社の営業努力の甲斐あってか、付帯率は発売当初と比べるとここ10年で3倍以上の約6割だそうです。
FPとしては、健康祝金目当てであれば、保険に加入せずとも貯蓄で…と思ってしまうのですが、病気も心配、でも掛け捨てはイヤというお客さまが少なくないことをイヤというほど知っていますので、複雑です・・・。
さて、続いて、後者の30~40代の「外貨建ての一時払い終身保険」の加入者が多い!について。
ご存じのように、外貨建て商品の運用がお上手なメットライフさん。
USドル建て終身保険ドルスマートSやサニーガーデンEX(積立利率変動型一時払終身保険、ビーウィズユープラス(一時払い終身保険(米ドル建て、豪ドル建て)など、商品ラインアップは充実しています。
一時払いといえば、まとまった資金をお持ちの50代ディンクスや退職一時金を受け取った60代のイメージが強いのですが、実際には、30代、40代で(もっとも多い加入者層は40代)が多いそうです。
しかも、最初は数百万円のつもりでも、話を聞くと、それだけリターンがあるならばと、1000万円単位でご契約される方も少なくないと言います。
外貨建て終身保険の魅力は、割安な保険料で保障を確保できること。
これだけ予定利率が低いと、終身保険も円建てではなく外貨建てに、とお考えになるのはムリもないかも。(でも以前、外貨建てのがん保険を出したらまったく売れなかったそう。時代を先取りし過ぎたのかもしれませんね)
ただし、外貨建て保険は、金融商品としてのコストだけではなく、保険商品としてのコストもダブルでかかっていることを忘れてはなりません!
外貨で運用したければ、外債、外貨建て投信、外貨建て株式、金・プラチナなどなど。
さまざまな商品があるのですよー。
でも、まあ、私も説明を聞いていたら入りたくなりましたけどね。笑
シンプルで割安な商品に定評のあるオリックス生命さんでも、4月2日に「米ドル建終身保険Candle(キャンドル)」が発売されていますので、この分野は一つの注目テーマといえそうです。