みなさん、こんにちは。FP黒田です。
黒田が所属しております「がんと暮らしを考える会」で初めて白書を作成いたしました。
がんと暮らしを考える会の活動におけるデータや資料を整理・まとめて、情報公開しています。
がん患者さんのお金と仕事の相談内容や、がん制度ドックのアクセス状況、各セミナー講義の状況など、関係者様のご参考にどうぞ!
ダウンロードできるページはこちら
みなさん、こんにちは。FP黒田です。
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みなさん、こんにFP黒田です。
先日、ニュースで、3月から運用予定となっていたマイナンバーカードを保険証として使う仕組みが延期になった旨が報道されていました。
「え?今になって??」と驚きましたが、どうやら、先に試験運用されていた病院等で、マイナンバーカードを読み取り機にかざし、患者さんが加入する公的医療保険の資格を確認しようとすると、実際の資格と異なっていたり、「資格情報が登録されていない」と表示されたりするトラブルがあったとのことです。
ニュースでは、企業の健康保険組合などが管理する元々の加入者データが不正確だったことが原因と言っていましたが、カードリーダーそのものが作動しなかった病院もあったと聞くと、システム本体にも不備がなかったのか検証は必要でしょう。
元SEとして、検証せねばならないバグを洗い出す作業だけでも想像するとアタマが痛くなりそう。システム設計に従事されているみなさんのご苦労はお察しいたします…
今回の健康保険証としても利用できるようになるのは、伸び悩むマイナンバーカード普及に向けてのテコ入れ策の一つですが、実際に利用できるようになっても、どれほど一般消費者の方が「便利になった!これは使いたい!」とメリットを感じられるか疑問も残ります。
詳しくは↓
カリスマ直伝…マイナンバーカードを「おトクに使う6つの方法」&「危ない3つの落とし穴」
新システムの開始時に不具合が起きるのはやむを得ないことですが、ちゃんと使えるものに改良されていくことを祈るばかりです。
みなさん、こんにちは。黒田です。
国立がん研究センター「がん患者さんのサポートと生活の工夫展2021」が13日まで視聴できます。
がん患者さんとそのご家族が快適に暮らすための様々なサポート・工夫・情報のご紹介、暮らしに役立つセミナーや患者教室がオンラインでチェックできます。
ご興味がある方はどうぞ!!
みなさん、こんにちは。FP黒田です。
3月に入りましたが、引き続きコロナが付きまとってきますね。
本当にこの1年、自分や家族がコロナになったらどうしようと、常に心配していたような気がします。
さて、そんな中、先日、NewsPicksさんの取材で、大同生命さんとjustInCaseさんが、昨年11月20日からスタートさせている「コロナ助け合い保険」の無償提供の取り組みについて、導入の経緯や状況などをお聞きする機会がありました。
※無償提供の取り組みに関するニュースリリースはこちら
FP黒田の結論としては、中小企業の方、個人事業主の方は、是非ご加入ください!!
1年間(12ヵ月)、5万円の入院保障が、タダで備えられますから!!
コロナだけじゃなくて、通常の病気やケガの入院も対象になるんです!!!
12ヵ月後に、不要だと思えば、更新を希望しなければ良いだけの話です。
巷のサブスクのように、問答無用で、期限が過ぎたら自動更新みたいなことはありません。
ちゃんとご意向を確認した上での継続とのことです。
それに継続となっても、保険料は少額。
例えば、30~34歳の場合、男性320円、女性430円とほぼワンコイン価格。
※無償提供終了後の月々の保険料(更新後の保険料)はこちら
しかも、保険料から経費分を差し引かれた残りは、医療従事者に寄付されます。保険に入って、社会貢献もできる!だから’助け合い保険’なんですねー。納得です。
また、中小企業の方への応援ということで、対象は「従業員50人未満の企業における役員および従業員」になっていますが、特に、それを証明する書類の提出は不要です。自己申告です。ラクチンです。
大同生命さんが保険料として1億円を拠出してくださっているので、この額に達したら、終了とのこと。ただ、まだ枠はあるそうです(でも、お早めに)。
加入できたら私も入りたいくらいなのですが、がん経験者はダメなんですよねー。残念。中小企業経営者の夫にも勧めたいところですが、高血圧で通院してるし…。
おそらく、まだ定員(?)に達していないのは、まだご存じない方が多いことと、クレジットカード会社などから送られてくる無料のフリーケアプログラムと混同されているからではないかと思います。
フリーケアプログラムは、おもに交通事故などのケガや入院に対する補償で、保険会社が、さらに保障を上乗せした保険に加入してもらうためのおまけみたいなもの。
コロナ助け合い保険の無償提供とは、コンセプトや保障内容がまったく違う別物です。
と、良い所ばかりお勧めしても説得力がないので、デメリットも付け加えておきましょう。
まず、保障が1年間に1回5万円のみなのでこれで十分とは言えないこと。加入できるのが18歳~64歳までで、リスクが高いシニアは加入できないこと。中小企業にお勤めの方本人しか加入できないこと等々でしょうか(ちなみに、某国内生保のコロナ保険は、ご家族そろって加入されるケースが多いそうう)。
とくに、経済的余裕がなくて医療保障がカバーできない人や現在の医療保障にちょい足ししたい人、それと、近々、PCR検査を受ける予定の人(万が一、陽性だった場合、その後に保険加入が難しくなるかも)などは、是非とも、ご検討ください。
とにかく、取材中、大同生命さんとjustInCaseさんから、何度も「社会貢献」とか「保険会社としてお役に立てること」といったキーワードが出てきたのがとても印象的でした。
当日の取材の内容は、NewsPicksさんの記事として掲載されますので、また改めてご紹介します!
みなさん、こんにちは。FP黒田です。
昨年の12月上旬、第93回先進医療会議が行われ、そこで2020年度の先進医療の実績が報告されました。
2020年4月に圧倒的多数を誇っていた「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」が先進医療から外れたし、コロナで治療を変更したという患者さんも多かったので、きっと減るだろうなあと思っておりましたが、予想以上の減り具合。
全患者数は、過去最高だった2019年度(39,178人)と比較すると、2020年度(5,459人)で、約86%と9割近くも減ってしまいました。
当然、先進医療費の総額も、前年度の約298億円から約62億円と約80%マイナスです。
※先進医療の実績について詳しくは、生活経済長野さんのコラムで紹介したので、こちらもご確認ください。
FPI-J生活経済研究所長野「患者数は約9割減! 2020年度先進医療の実績を見る」
先進医療といえば、ここ数年、粒子線治療の一部やがん遺伝子パネル検査が保険収載されて、顔ぶれが結構入れ替わっています。
これだけ患者数が減ったなら、保険料も下がるかもと思っていた矢先、引き下げを発表した保険会社さんが出てきました!
国内大手生保三社です。以下、2月20日付の日経新聞の抜粋↓↓↓
「第一生命保険は4月以降に更新する先進医療保険の保険料を、60歳男性の場合で月223円から105円に、20歳男性で45円から21円に下げる。下げ幅は年代ごとに変える。住友生命保険も4月から5割超を下げる方向で、明治安田生命保険も2021年度中に引き下げる見通しだ。」
なお、ご加入中の保険に付帯している医療保険の先進医療特約が、10年更新など「更新型」は見直しされますが「終身型」だと基本的に変更はありません。
「特約も、保険料の変わらない終身型の方が安心」とアドバイスするFPさんもいるようですが、先進医療のように、対象になる治療が変わったりするものは、更新型の方が良かった、となりますね。
金額は少額であるものの、保険料が安くなるのに変わりはありません。とくに医療保険分野は、価格競争が激化しているだけに、1円でも安くしたい!というのが正直なところでしょう。
これを受けて、他社さんの動向も気になります。
みなさん、こんにちは。FP黒田です。
週明けの15日の東京株式市場、日経平均株価は先週末に比べて560円余り値上がりし、終値でも3万円を超えました。
いわゆる「バブル景気」のさなかの1990年8月以来、30年6か月ぶりの高値だそうです。
この頃、黒田はまだ大学生でした。
が、すでに投資を始めていて、そんなにも久々の高値だったのかとしみじみしてしまいました。
昨年の秋頃から、FPの仲間内では、「株価は3万円を超えるのではないか」という話が出ていたのですが、本当に突破しましたね。
ずっと継続している投信積立等の評価額もスゴイことになっています。
ただし、売却して利益確定しなければ、単なる評価額が高くなっているだけなので、気が大きくなって、大盤振る舞いしたり、ムダ使いしないでくださいね。(笑)
株価が景気の先行指標とはいえ、実体経済との乖離に、素直に喜べないのものを感じつつ、投資の威力も再認識しました。
病気やケガ、コロナや災害など、何らかの事情で、ご自身が働けず、収入が得られないのであれば、お金にも働いてもらう(つまり、投資)はリスク分散の手段の一つとなり得ます。
しかし、投資をしなければ、その恩恵は受けられません。
今後、益々、持つ者と持たざる者の差が広がるのではと危惧しています。
日本人が、投資をしない理由はいくつか挙げられますが、そのうちの一つが「まとまった資金がないから」でした。
でも、最近は少額から始められる商品がほとんどですし、ポイ活であれば、元手はポイントですから、資金は不要です。
そして、「投資の知識がないから」についても、効果的なサービスが登場しました。
「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供する、ウェルスナビ株式会社さんが、2021年2月17日より、NISA(少額投資非課税制度)口座で自動でおまかせの資産運用ができる新機能「おまかせNISA」(https://www.wealthnavi.com/nisa)の提供を開始します。
名前の通り、「おまかせNISA」は、NISAの非課税メリットを活用しながら、「長期・積立・分散」の資産運用を「WealthNavi」にすべておまかせできる機能です。
先日、同社主催のメディア向けの勉強会がありましたが、さまざまな質問が出て、注目の高さを感じました。
「どの商品を選んで良いかわからない」という理由から、なかなか投資を始められなかった人は、選択肢のひとつとして、是非ご検討ください!
詳細はこちら
みなさん、こんにちは。FP黒田です。
今週、19日(金)に、港区立がん在宅緩和ケア支援センター「ういケアみなと」さんでセミナーを行います。
テーマは「コロナ禍でがん患者が直面する経済的問題とその具体策」
長引く新型コロナウイルスの影響で、治療だけでなく、家計にも影響が出ているがん患者さんが少なくありません。FPとして具体的な対策法をご紹介します。
また、後半は、看護師さんMSWさんとともに、それぞれの立場から、患者さんの現状やアドバイスを話し合っていきたいと思います。
定員は8名とわずかですので、興味がある方はお早めに!
詳細はこちら
みなさん、こんにちは。FP黒田です。
毎年、2/4は「世界対がんデー」です。
今日は、文字通り朝から晩まで、オンラインで打ち合わせ、セミナー、取材の三点セットで、カラダがガチガチになる日です(PCの前から動けないので)。
その合間を縫って、朝日新聞「ネクストリボン2021」を視聴いたしました。
かねてから存じ上げの方も登壇され、興味深く、拝聴いたしました。
ありがとうございます。
イベントの模様は2月8日まで配信されている模様です。↓
ついでに朝日新聞出版さんのAERA 最新号(2021年2/8号 (発売日2021年02月01日))もがん特集です(「検診控え・受診控えで がん「未発見」1万人」)
黒田も、マネーのページでコメントしておりますので、どうぞチェックしてみてください。
みなさん、こんにちは。FP黒田です。
2回目の緊急事態宣言が発出され、2週間が経過しました。
テレビなどでは、1回目に比べて気が緩んでいるだの、緊張感がないだと言われますが、基本的には不要不急の外出はせず、早朝のジョギング以外は、食料品の買い出しも回数を減らし、できるだけ自宅にこもる日々です。
まあ、寒いし、仕事もひたすら忙しいので、その方が都合が良いとはいえ、とっても憂鬱になるのが、毎日決まって18時頃なんです。
そう!毎日の夕飯作りの時刻ですよ!!
コロナ前は、頻繁に地方出張がありましたし、懇親会等で夜台所に立たなくても良い日(といっても、何か作って出かけることがほとんどですが)があったんです。
それがもはや遠い昔のできごとのよう…。
しかも、夫も娘も、夕食をとても楽しみに帰ってきます。
それは、「お母さんのゴハン、美味しいよ」と思ってくれているわけですから、主婦としては嬉しいことではあります。
でも、毎日のことですから、正直かなり面倒くさい。
しかも、ギリギリまで仕事したいので、台所に立つ時間短縮のため、私が作ったそばから、夫と娘が食べるというスタイル(つまり、私はいつまで経っても食べられない)。
さらに、全員、夜はお米を食べない(夫と私はお酒を飲む)。
したがって、おかずを何品も出さないと、気持ちもお腹も満たされない。
あー、ホントに、この1年弱ガマンしてきましたが、これはまだしばらく続くんでしょうねえ。
この見通しのつかなさが、さらに辛い。
別に、外食等は自粛を求められているのであって、行きたければ行っても良いわけだけど、どうしても行きたいかと言われると、それもまたちょっと違う。
週に1回はゴハン作らなくても良いよって言ってくれないかしら。とほほ。
世間の主婦のみなさんはいかがでしょうか?
ママ友と気軽に会えるなら、こんな愚痴を言い合って発散できるんですけど、それも難しいご時世となりました。
みなさん、こんにちは。FP黒田です。
1月7日(木)に第二回目の緊急事態宣言が発令されました。
去年の今頃は、娘の高校受験に神経をとがらせ、風邪やインフルエンザにかからないよう体調管理には細心の注意を払っていたつもりでしたが、まさか、今年はそれ以上に気を遣うことになるとは。
とはいえ、気晴らしに外出することもままなりませんし、何かとストレスは溜まります。
体調が悪くなることもあるでしょうが、感染リスクを考えると病院の受診をためらってしまいますよね。
毎年受けていたがん検診も、今年は中止したという方も多いようで、実は、コロナ以外の病気の発見が遅れるのではと気になっています。
そこで、本日は、オンライン等で健康相談ができるメディカルノートさんの取り組みのご紹介です。
メディカルノートさんは、医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイトで、色々な病気に関する専門的な情報を閲覧することができます。
また、有料会員登録(月額432円(消費税込))をすれば、医療相談が月に何度でもできるようになっており、自宅から専門医を中心とした医療従事者に、パソコンやスマートフォンなどのオンライン上で、手軽に相談や質問ができるしくみです。
なお、同社は、東京海上日動火災保険さんと東京海上日動あんしん生命保険さんと提携しており、コロナの感染拡大の状況を踏まえ、この「Medical Note医療相談」を、同社のご契約者の方に、無料提供しているということです。
詳しくはこちら
ただし、2021 年 1 月 12 日(火)から 2 月 28 日(日)までの期間限定です。
ワタクシも、東京海上日動あんしん生命さんの保険に加入しているので、「お!使えるかな!!」と喜んだのですが、加入している商品は対象外でした…。残念。
ただし、他の保険会社に加入していて、対象ではないという方も、保険の付帯サービスとして、健康相談ダイヤルなどがついている場合も多いので、是非ともチェックしてみてください。
みなさん、こんにちは。FP黒田尚子です。
本日は、昨年末に実施されたピアリングさんのアンケート結果をご紹介します。
4月の調査に続いて2回目の今回は、がん治療への影響以外に、抑うつの状態、就労・収入など社会経済的な問題への影響などについても調査しています。
やはり、FPといて仕事やお金について気になるところです。
・コロナ前から就労状況に変化があった人の割合は31.3%(260人)
・コロナ前と比べて世帯収入が減った人の割合は39.6%(430人)
(5)コロナ前と比べて、仕事の量が減るなど、就労状況に何等かの影響を受けている人が31%(260人)「コロナ前と比べて世帯年収が減った」が39%(430人)。うち5割以上収入減との答えも6%(67人)
この調査の対象者は、女性特有のがん経験者(乳がん80.3% 子宮頚・体がん9.8% 卵巣がん8.3% その他婦人科系希少がん等1.7%)ですから、おそらく、男性も含めた調査に比べて、影響が大きい人が多いのではないかと推測されます。
とりわけ、若いAYA世代の方や単身世帯の方の精神面での落ち込みも目立つ結果となっていますので、このコロナ禍でいかに支援していくかが重要でしょう。
経済的な問題が心配な患者さんは、まず主治医やかかりつけ病院の相談センターでMSWさんなどに相談を。
また、私も所属する日本FP協会では、相談会を拡充して実施しています。
緊急事態宣言かで対面は中止していますが、電話での対応も可です。
みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
本日4日から仕事はじめという方も多いのではと思います。
夫も、「今日は朝から挨拶まわりだー」と言いながら出社していきました。
さて、今年もみなさんには有益なFPアドバイスをご提供できればと考えております。
さて、そこで2021年最初のご提案です。
是非とも「投資」をはじめていただきたいのです。
これまで、「節約」はマストだけど「投資」はベター。
「やりたくない人、投資のことがわからない人はムリにする必要はありません!」とアドバイスしてきました。
けれども、コロナ禍で、収入減少するご家庭が増えている中、それを補てんするために「投資=お金にも働いてもらう」のは重要ではないかと再認識した次第です。
昨年末、2020年12月30日の大納会における、東京株式市場の日経平均株価の終値は2万7,444円17銭。
前日29日には年初来高値となる2万7,602円52銭をつけ、年末の株価としては、史上最高値だった1989年の3万8,915円87銭以来、31年ぶりかつ過去3番目の高値となりました。
現在51歳の筆者は、1989年当時はまだ大学生でしたが、なぜか、すでに株式投資を始めていました。
といっても、実家を出てひとり暮らしをしている身では、仕送りだけでは生活できず、生活費を稼ぐためのバイトに明け暮れる日々。
単位株など売買する資金はなく、気になった銘柄を「るいとう(株式累積投資)」でコツコツ積み立てする程度だったにも関わらず、時価がすごい勢いで上がり、「株式ってスゴイ!!」と大層驚いたのをよく覚えています。
あれから30年以上経過した今、ワタクシが、長期で積み立ててきた資産の評価額は予想以上に値上がりしています。
そして、金融資産額が増加したのはワタクシだけではありません。
日本銀行が12月21日に発表した2020年7-9月期の「資金循環統計(速報)」では、家計が保有する金融資産残高は9月末時点で1,901兆円。
前年比2.7%の増加となり、統計をさかのぼれる2005年以降、こちらも過去最高を更新しました。
増加のおもな要因は、家計の金融資産の54.4%を占める現金・預金が1,034兆円と過去最高を更新したため。
先行きの見えないコロナ禍で、家計の節約志向や消費抑制マインドが強まり、お金を使わず貯めこむ人が‘より一層’増えたことが背景にあります。
たしかに、給料やボーナスは減ってないけど、何となくお金を使いたい気分になれない人が多いのはわかります。
さらに、資産残高が増加したのは、ここ最近の株価上昇によって、保有する投資信託の評価額があがったことも要因としてあるでしょう。
しかし、前掲の「資金循環統計(速報)」では、個人が保有する株式等と投資信託は合わせて253兆円。金融資産全体に占める割合は13.3%です。
つまり、株高の恩恵を受けているのは10人に1.3人に過ぎないのです。これはもったいない(?!)
過去の実績からみると、
20年前、100万円を日本株式に投資していたら2020年11月末で183万円に殖えています。
米国などの先進国株式349万円です。
20年は長いようですが、50代のワタクシの感覚からすると、何だかあっという間でした。
そして、若いうちから投資を始めておいて本当に良かったなあと思っています。
何しろ、株価が下落しても、愚直に積み立てを継続し、保有し続けておけば良いのですから。
もちろん、やみくもに投資を始めろと言っているわけではありません。
基本的な投資の考え方や投資の知識は大切です。
これがないと、運転免許証もなしに、路上に走り出るようなものです。
おそらく、高値掴みをして損切りして、「投資って、ぜんぜん儲からない!」という残念な記憶が残るだけ。
でも、投資を学ぶことは、私たちが今生きている社会や経済のしくみを知ることにつながります。
今後、日本や世界経済がどのような方向性に向かっていくのか?
その中で、私たちはどうすれば良いのか?
お金について考えることは、人生をどう生きるかを考えることだと思っています。
まったく、投資をしなかったとしても、その知識や情報は無駄にはならないはずです。
そして、そのためにも、是非ともFPをご活用くださいね(笑)。
みなさま、ごきげんよう。FP黒田です。
2020年もあと残り1日となりました。
今年は、まさにコロナに明け暮れた1年でしたが、最終的には、相変わらず忙しかった、の一言に尽きます。
仕事に関しては、今年前半、対面の講演やセミナーがほぼすべてキャンセルか延期、後半はオンラインに移行したもののそれほどではありませんでした。
その分、執筆や取材、有料相談が急増し、その対応に追われる日々。
通常は対面で行うものがオンラインとなったため、移動時間がない分、スケジュールが非常にタイトになった感があります。
1日3本、オンラインで仕事をすると、ずっとしゃべりっぱなしで、ホントぐったりです。
プライベートに関して、今年1番嬉しかったのは、娘が無事県立高校に合格したこと。
そして、1番悲しかったのは、同じく娘が部活でケガをして全治1年の長期にわたるリハビリが必要になったこと。
いずれも、最愛の娘ネタですみません。
娘の膝だけでなく、とにかくいろんなモノが壊れていきました。
パソコン、プリンター、タブレット等々。
いずれも、仕事に必須なアイテムなので即買い替えましたが、買い替え時期が同じだと、また同じ頃にダウンしそうなのが怖いです。
とにかく、今年は「まさかこんなことになるなんて」の連続でした。
とはいえ、コロナ禍の運動不足解消のための朝のジョギングも継続できていますし、2冊の新刊を上梓。色々な分野のお仕事も経験することができ、充実の1年でした。
来年2021年もコロナ収束がすべてのカギとなるでしょうが、柔軟に対応していければと考えています。
例年、新年に向けて3つの目標を立てることにしています。
来年は、以下の通り。
①新しいフィールドの勉強・業務を開拓する
②ブログは週1回更新する
③2ヵ月に1回くらいは映画を観に行くか美術館に行く
いずれも、ささやかなものばかりですが、その方が実行しやすいし、達成感もあります!
では、来年もどうぞ宜しくお願いします。
みなさま、ごきげんよう。FP黒田です。
朝晩めっきり冷え込んで参りました。
2020年は、本当にコロナに振り回された1年でしたね。
ただ、テレワークやリモートワーク、デジタル化など、これまでなかなか進まなかった働き方改革が、一気に進んだ感があります。
来年は、どんな1年になるのでしょうか。
さて、下記の期間は年末年始休業期間とさせて頂きます。
2020年12月29日(火)~2021年1月3日(日)
休業期間中にいただきましたお問合せ等につきましては、
2021年1月4日(月)より順次対応させていただきます。
みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
先日、娘の予防接種を受けにかかりつけ医を受診しました。
この時期、インフルエンザの予防接種を受ける人で病院は大混雑。
とはいえ、娘が受けたのは、インフルエンザではなく子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)です。
HPVワクチンは、2013年4月以降、法律で「定期接種」と決められ、小学校6年生から高校1年生までの女子は無料で受けることができます。
この当時、娘はまだ対象外でしたし、それ以上に、重篤な副作用を訴える人が相次いで、報道などで頻繁に取り上げられたのをよく覚えています。
そこで、厚生労働省では、定期接種が始まってわずか2ヵ月程度で「積極的にはお勧めしていません」など、勧奨を控える異例の措置を取り、現在に至っています。
今のワクチン接種率は1%程度と言いますし、接種のお知らせなども来ないので、ワクチン接種が公費でまかなえることを知らない人(女の子を持つ親御さん)も多いでしょう。
その当時、すでに私は、乳がんに罹患して、がん患者さんへのピアサポートやセミナーなどの活動を始めており、婦人科の専門医と、この件について話を聞く機会が多々ありました。
その時感じたのは、接種を受けるかどうかは、「有効性」と「リスク」を天秤にかけてどうはかるか、に尽きるということです。
つまり、
・将来、子宮頸がんになるリスクがどれだけあるのか?
・ワクチンを接種したことで、そのリスクがどれだけ軽減できるか?
・ワクチンによる副作用を受けるリスクがどれだけあるか?
これらの確率を比較して、どちらを選択するかという問題です。
そして、この約7年ほどの間、ワクチンの有効性について、論文等をずっと注視してきました。
ワクチンを受けさせる方向で考えてはいましたが、もちろん、私だって人の親です。
ワクチンとの因果関係が証明されていないといっても、ワクチン接種後に、全身の痛みや歩行困難、睡眠障害や記憶障害などで、今も苦しんでいるお子さんがいらっしゃるのは事実ですから。
自分の子もそうならないとは限りません。
ということで、以下のデータを鑑み、公費で受けられるギリギリ高1まで待って、接種をしようと判断したわけです。
・接種後に入院が必要になるような重い症状が起きる確率は0.005%
とくに、今年11月に発表されたスウェーデンの報告はインパクトがありました。
さて、実際に、接種を受けた後ですが、娘に異常は見られません。
注射の痛さも、「痛いけど、普通」とのこと。
現在、HPVワクチンは、以下の2つがあり、娘は「ガーダシル」を選択しました。
・子宮頸がんになりやすいハイリスクな16型、18型を予防する2価ワクチン「サーバリックス」
・二つの型に加え、尖圭コンジローマを起こす6型、11型も予防する4価ワクチン「ガーダシル」
さらに、今年7月には、4価に加え、やはりがんになりやすい31、33、45、52、58の5つの型も含めた9価ワクチンの「シルガード9」が保険承認されました。
申請から承認まで5年もかかったそうですから驚きです。
9価ワクチンは、子宮頸がんの9割を予防できるとして海外では主流となっており、いずれ、定期接種化されるでしょう。
さらに、「ガーダシル」については、12月4日の厚生労働省の審議会で、肛門がんなどを予防する効果も認められるとして男性への接種も承認する方針を決めています。
さて、巷では、コロナワクチンの話題が連日報道されています。
もちろん、コロナの感染が防げるのであれば、接種できれば嬉しいですが、こんなに早く承認されて安全性は大丈夫かなあと感じてしまうのは私だけでしょうか?
きっと、コロナワクチンのメリットとリスクを天秤にかけると、針はメリットの方に傾くからなんでしょうね。
みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
先週から、コロナ患者が急増。
ようやく徐々に、仕事やプライベートでの行動範囲が広がってきただけに
第三波に対して、どう行動すべきか悩ましい限りですね。
さて、それはさておき、先日、「T-PEC Channel」さんで、乳がん、脳梗塞、急性心筋梗塞の三大疾病経験者であるチームK(黒田、川勝さん、鬼頭さん)の3名の座談会がアップされました。
詳しくはこちら
その内容が大変好評だったようで、今度は、みなさんからの質問にお答えする大人気のQ&A企画が実施されます。
『三大疾病』をテーマに、経験者かつ病気に関するお金の相談を受けるプロでもある私たちがお答えします!
三大疾病についてもっと知りたいこと、疑問に思っていることがあれば、ぜひご質問ください!
************
▼質問の応募はコチラ!(※12月2日まで)
http://f.crmf.jp/t-pec-co-jp/cc.php?m=2fz0zg4z8019
【本企画の詳細を見る】
http://f.crmf.jp/t-pec-co-jp/cc.php?m=2gz0zg4z8019
お寄せいただいた質問に対する回答は、後日記事として掲載する予定です。
「こんなこと聞いてもいいのだろうか…」といったお気遣いは不要です。
皆様からの率直なご質問をお待ちしています!
みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
9月からマイナポイントが開始され、一層、ポイントに対する注目が集まっています。
そこで、ずっと気になっていたのは、マイナポイントは、税制上の何に該当するかということ。
税理士さんに聞いたり、調べたりしていましたが、どうも確実なお答えが見つかりません。
そこで、総務省のお問い合わせフォームで質問してみたのです↓↓
https://id.mykey.soumu.go.jp/mypage/MKCCS010/
多分、質問したのは、8月か9月頃。そのことをすっかり忘れていましたが、ようやく回答が届きました。
といっても、以下のような簡潔な内容。
********************
【お問合せ回答】
回答まで大変お時間をいただき、申し訳ございません。
マイナポイントの課税関係につきましては、国税庁のホームページに掲載がございます。
恐れ入りますが、以下のページをご確認いただきますようにお願いいたします。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1490qa.htm
********************
指定されたサイトの回答を抜粋します。(赤字は黒田の編集分)
Q.マイナポイントを付与された場合は所得税の課税対象となりますか。
A.個人が、商品を購入する際に決済代金に応じて企業から付与されるポイントで、「通常の商取引における値引き」と同様の行為が行われたものと考えられる場合には、所得税の課税対象とならないものとされています(詳しくは、タックスアンサー№1907をご参照ください。)。
マイナポイントについては、マイナンバーカードを取得し、IDを設定した個人がキャッシュレス決済サービスにおいて「前払い」(いわゆるチャージ)などを行った際に付与されるものですので、「通常の商取引における値引き」とは認められず、その経済的利益は一時所得として所得税の課税対象となります。
※ 一時所得は、所得金額の計算上、特別控除額50万円を控除することとされており、他の一時所得とされる所得との合計額が年間50万円を超えない限り、確定申告をする必要はありません。
また、一般的な給与所得者の方については、その給与以外の所得金額が年間20万円を超えない場合には、確定申告をする必要がないこととされており、一時所得については、50万円を控除した残額に2分の1を乗じた金額によって所得税額を計算することとされていますので、他の一時所得とされる所得との合計額が年間90万円を超えない限り、確定申告をする必要はありません。
(所法34、36)
要するに、マイナポイントは、一時所得に分類され、所得税の課税対象となる。
ただし、一時所得の計算上、マイナポイント単独では、50万円を超えないだろうから、確定申告は不要、ということのようです。
マイナポイントに関しては、ネット上でさまざまなコラムが書かれています。
その中には、「マイナポイントは「値引き」の位置付けとなり非課税です」と明記されたものもありました(今後、解釈が変わるかもしれないがと前置きした上で、税理士監修の記事でも)。
マイナポイントだけでなく、他のポイントについても、得られる収益が、税制上、無視できない金額になってくると、値引きに該当するため非課税とは言えなくなるかも。
ただ、以前、ある大手ポイントサイトの運営者に、
税制上、ポイントは、割引として非課税?それとも、一時所得?雑所得?いったい、現時点でどう考えるのがベストか?という質問をしたところ、以下のような回答がありました。
現状、ポイントサイトにて獲得したポイントを明確に定めた法律はございません。
そのような背景もあり、明確に「このように対応すべき」と、お答えさせていただくのが難しい状況でございます。
うむむ。ということのようです(苦笑)。
FPとして、今後も、状況を注視していきたいと思います。
みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
私が所属する日本FP協会から、大学生向けのセミナーのご案内が来ました。
詳細は以下の通りです。
「パーソナルファイナンスを学びたい」、「賢いお金の使い方を知りたい」という方にぴったりのイベントです。
また、FP資格の体系・魅力の説明も行いますので、FP資格に興味のある学生の参加も歓迎です。
【セミナー概要】
主 催:NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会
日 時:2020年11月19日(木)17:00~18:35
配 信:ZoomによるLIVE配信(ウェビナー)
定 員:100名(大学生)
※事前申込み制・先着順、申込締切(11月11日(水)17時)
参加費:無料
【プログラム】
1.「ライフプラン3.0の時代におけるライフプランニング」
~キラキラ投資と賢いお金の使い方~
日本FP協会専務理事 伊藤 宏一
2.FP資格の体系・魅力等の説明
【申込先】
https://www.jafp.or.jp/personal_finance/student/event_stu/
みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
10月29日は、世界脳卒中デーだそうです。知りませんでした!
三大疾病仲間(!)の川勝さんから、情報提供をいただきました。
ご覧になられた方もおられると思いますが、読売新聞、朝日新聞の朝刊に記事広告が出て、川勝さんも寄稿しておられます。
詳しくは、日本脳卒中協会
みなさん、ごきげんよう。FP黒田です。
本日は、久々の皆さんにご紹介できる対面セミナーのご案内です。
11月15日、日本FP協会愛知支部にてセミナーをおこないます。
テーマ:「アフターコロナの今だからこそ、万が一に備えておきたい〜三大疾病で知っておきたい病気とお金のこと〜」
会場:ウインクあいち